吉川愛の初期キャリア:子役としてのスタート
1-1 子役時代の主な出演作品
吉川愛さんは、本名の吉田 里琴(よしだ りこ)で3歳で芸能界入り。5歳の時にコカ・コーラ「爽健美茶」のCMでデビューされました。
幼い頃から多くのテレビドラマと映画に出演しており、2006年にはTVドラマ「みこん六姉妹」や映画「花田少年史」に出演。幅広い感情表現を見せつけ業界内外から高く評価されたそうです。
「ホタルノヒカリ」「リーガル・ハイ」「あまちゃん」などにも出演されており、天才子役といわれていました。多くの批評家がその自然体な演技と画面での存在感を称賛し、幼いながらも吉川さんには重要な役のキャスティングが多かったといわれています。
順風満帆なキャリアかと思いきや、3歳から5歳で受けたオーディションは200本以上。全て落ち、初めてのお仕事がCMだったそうで、当時は自分が何をやっているのかはあまり分かっていなかったと話されています。
『いないいないばあっ!』(NHK Eテレ)の最後にたくさん小さい子が出ているんですが、母があのてんとう虫の衣装をどうしても私に着せたくて事務所に入れたのが芸能界に入るきっかけでした。
実際はその夢は叶わなかったのですが、『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)には出られたんです。
https://ananweb.jp/news/358255/
1-3 業界での立ち位置と同世代の子役たち
そんな吉川さんが注目を集めるのに時間はかからず、同世代の子役たちの中でも特に目立つ存在となっていきました。他の子役たちにも影響を与え、競争が激しくなる一方で、質の高い演技が求められるようになったそうです。彼女の出演作は、同年代の他の子役たちが出演するドラマや映画と比較されることが多く、業界内での基準となることもしばしばありました。
芸能界からの一時引退:その理由とは
2-1 引退を決意した背景
「勉強に専念し、芸能界の仕事には一切の未練もない」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E6%84%9B
吉川さんは、長年の芸能活動によるプレッシャーと疲労が蓄積し、精神的なリフレッシュと個人的な成長の必要性を感じたために16歳の時に引退を決意されたようです。
公の場で「自分自身と向き合い、新たな人生の目標を見つける時間が必要」と述べています。
2-2 引退後の私生活と学業
引退後、吉川さんは学業に専念し、普通の生活を送ることに重点を置きました。そして当時、念願だったパン屋さんで働く!という願いを叶えるべく、ベーカリーでアルバイトをされます。
あの時は、楽しすぎて体重が6㎏も増えたと後のテレビ出演などで語っています。この期間は彼女にとって、芸能界の厳しいスケジュールから解放され、自己探求の時間となったんですね。
2-3 芸能界引退の影響と反響
吉川さんの引退発表は、ファンやメディアから大きな反響を呼びました。多くのファンが彼女の健康と幸福を願いつつ、彼女の芸能界での活躍を惜しむ声が多く上がりました。
また、若年での引退が注目され、芸能界の働き方や若手タレントのプレッシャーについての議論が再燃するきっかけともなりました。
けれど、芸能界での仕事から離れて「女子高生として普通の生活」をおくることは、吉川さんが地に足の着いた人になるための大切な時間だったことが現在の彼女を見て理解できますね。
予期せぬスカウトと芸能界への復帰
3-1 復帰のきっかけとなったスカウトエピソード
女子高生ライフを満喫していた吉川さんですが、ある日、現在の所属事務所(研音)のスタッフからスカウトされます。その時、自分の中に残っていた演技への未練のようなものを感じたという吉川さん。
研音のスタッフは元子役の吉田里琴と知らずにスカウトしたそうですよ。
「またお芝居してみたい」と考えていた時にタイミングよくスカウトされたことで、吉川さんも縁や運命のようなものを感じられたのかもしれませんね。
3-2 復帰後の変化と新たなチャレンジ
2017年に復帰後、TBS系ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(2019年)「恋はつづくよどこまでも」(2020年)などヒット作に絶えず出演されている吉川さん。
より成熟した演技を見ることができファンの方々も「またテレビで見れてうれしい!!」と喜びの声がたくさんみられます。
さらに、2022年の第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞されています。(「ハニーレモンソーダ」)
ご報告です☺︎
— 吉川 愛 official (@ai_y_staff) January 18, 2022
この度、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞いたしました✨
皆さま、いつも温かいご声援、本当にありがとうございます!!#ハニーレモンソーダ #石森羽花 https://t.co/oH0eDI724n
3-3 業界やファンからの受け入れ
吉川さんの復帰は、業界内外から大きな歓迎を受けたのはSNSやメディアを見ても一目瞭然ですね。ファンからは「待望の復帰!」として熱狂的な支持を。業界からは「成長した彼女の演技を見ることができて嬉しい」との評価が寄せられました。
芸能界でのセカンドキャリアを成功させるための堅実な基盤を築いている吉川さん。
物語性あふれる復帰は多くの人々に影響を与え、芸能界における彼女の位置づけをより一層固めるものとなりましたね。
復帰後の活動と成長
4-1 復帰後の主な出演作品とその影響
吉川さんの復帰作「愛してたって、秘密はある。(2017年)」では、得意とするクールでミステリアスなキャラでしたが、思ったように演技ができずもどかしい気持ちになったそうです。
ですが、2018年に今まであまり演じたことのなかったヒロイン役で出演した映画、「虹色デイズ」で芝居勘が戻ってきたと手ごたえを感じたそう。
テレビドラマ
- 愛してたって、秘密はある。(2017年) – 浦西果凛 役
- 相棒 season16 第15話「事故物件」(2018年) – 矢部唯香 役
- 崖っぷちホテル! 第2話(2018年) – 但馬茜 役
- シグナル 長期未解決事件捜査班 第5話・第6話(2018年) – 工藤和美 役
- 家政夫のミタゾノ 第2シーズン 第4話(2018年) – 山脇由香里 役
- 内田康夫サスペンス 新・浅見光彦シリーズ 「平家伝説殺人事件」(2018年) – ヒロイン・稲田佐和 役
- 初めて恋をした日に読む話(2019年) – 江藤美香 役
- 緊急取調室 3rd SEASON 第1話・第9話・最終話(2019年) – 北山未亜 役
- アガサ・クリスティ ドラマスペシャル「予告殺人」(2019年) – 桃畑雉香 役
- インハンド 第4話(2019年) – 源田恵奈 役
- ボイス 110緊急司令室 第1話・第2話(2019年) – 萩原夏美 役
- シャーロック 第6話(2019年) – 高遠綾香 役
- シャーロック 特別編(2019年)
- 大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜 第45話 – 最終話(2019年) – 田畑あつ子 役
- 恋はつづくよどこまでも(2020年) – 酒井結華 役
- 義母と娘のブルース – 桜向日葵 役
- 2020年謹賀新年スペシャル(2020年)
- 2022年謹賀新年スペシャル(2022年)
- 2024年謹賀新年スペシャル(2024年)
映画
- 虹色デイズ(2018年) – ヒロイン・小早川杏奈 役
- 十二人の死にたい子どもたち(2019年) – 11番・マイ 役
- ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年) – 瑠璃 役
- のぼる小寺さん(2020年) – 倉田梨乃 役
- ハニーレモンソーダ(2021年) – ヒロイン・石森羽花 役
- ALIVEHOON アライブフーン(2022年) – ヒロイン・武藤夏実 役
4-2 芸能活動を通じた成長と自己表現
復帰後、吉川さんは以前よりも自己表現の幅を広げ、個人の体験を作品に活かすことで、よりリアルで感情的な演技を披露しています。
経験から学び、成長した証を存分に発揮し、若い同世代から共感を呼んでいます。吉川さんの復帰は彼女自身にとっても、芸能界にとっても大きな意味を持つものであり、今後も多くの人々に影響を与えること間違いなしですね!
吉川愛の尊敬する女優とは
5-1 大好きな女優であり憧れ
吉川さんは「一番憧れている大好きな女優さんは“天海祐希さん”」と公言しています。
緊急取調室 3rd SEASON 第1話・第9話・最終話(2019年) – 北山未亜 役で天海祐希さんと共演しており、プロの取調官・真壁有希子役の天海祐希さんとのやり取りにファンの皆さんからも「演技うますぎ!」と高い評価の声がよせられています。
そんな天海さんと2023年には自身で2回目の舞台となるレイディマクベスで再び共演。天海祐希さん演じるレイディマクベスの娘役として出演しました。レイディマクベスのキャストコメントでは、興奮した様子で天海祐希さんへの愛を語っていました。
現場ではずっと緊張していたと語っていますが、女優魂でプロの演技を魅せた吉川さん。憧れである天海さんのような素敵な女優さんに成長して、ファンの皆さんを魅了し続けてほしいです。
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